新学術領域「クラスター階層」第二回検出器ワークショップ
新学術領域研究「クラスター階層」では、以下のように第二回の検出器ワークショップを開催します。今回はオンラインで1日のみ、口頭発表だけで行います。一般講演を募集しますので、新しい検出器や実験技術の話題をお持ちの方は是非ご応募ください。
目的:
新学術領域研究「クラスター階層」では、クォーク、ハドロン、原子核、原子、分子という階層を自然が形づくる共通の仕組みを探求しています。これらを対象とする実験研究においては、検出器・実験装置・データ処理などについて共通の技術が使われることが少なくありません。こうした新しい技術の情報交換や議論を目的として、昨年度に引き続き、第二回の検出器ワークショップを開催することとしました。
日時: 2020年12月25(金) 9:00~18:00頃
Zoomによるオンライン
内容:
・「クラスター階層」新学術領域の各実験系研究班からの話題提供
・招待講演(KEK・本多良太郎氏)
・一般講演(15~20分程度x8~10件程度)
一般講演募集:
関連分野の研究で用いる新しい検出器や実験技術の話題をお持ちの方は是非ご提供ください。領域関係者以外の方のご参加も大歓迎です。
以下の内容を次のメールアドレス(tamura "at" lambda.phys.tohoku.ac.jp)にお送りください。
・氏名、所属、職名/学年、連絡先email
・講演タイトル
・講演要旨(100~200字程度でお願いします)
・希望時間(もしあれば)
応募締切りは12月11日(金)としますが、原則として先着順としますので、11日より前に締め切る可能性があります。なお、講演内容によってはご遠慮いただくことがあります。また、時間の長さを調整させていただく場合があります。ご了解ください。
プログラム:
9:00~9:10 田村裕和 (東北大) はじめに
9:10~9:40 中條達也 (筑波大) ALICE Forward Calorimeter (FoCal); a high granularity Si-W EMCal and HCal
9:40~10:10 白鳥昂太郎 (阪大RCNP) Detector R&D for new hadron experiment platform at the J-PARC high-momentum beam line
10:10~10:35 赤石貴也 (大阪大) ハイパートライトン寿命直接測定のためのPbF2カロリメータの性能評価
10:50~11:30 本多良太郎 (KEK) 小規模原子核実験のDAQシステムの今後 J-PARCハドロンの観点から (招待講演)
11:30~12:00 大山健 (長崎総合科学大) Hardware Acceleration Technology for Data Acquisition and Processing - ALICE Case -
12:00~12:30 加藤悠司 (名古屋大) Belle II 実験分散コンピューティングシステムの開発・運用状況
13:30~14:10 福原武(理研) 機械学習を用いた冷却原子実験 (招待講演)
14:10~14:40 吉田純也 (東北大) 機械学習による画像分類のα崩壊事象による評価
14:40~15:10 大橋翼 (京大) Ξハイパー核分光のための機械学習を用いた運動量解析手法の研究
15:10~15:35 高須洋介 (京大) 量子縮退原子団を用いた遠隔量子シミュレーション実験の現状と課題
15:50~16:20 Wang He (理研) Development on a novel missing mass setup for the quasi-free scatterings
16:20~16:50 川畑貴裕 (阪大) The MAIKo active target and the SAKRA Si detector array developed by the Osaka-Kyoto nuclear cluster physics group
16:50~17:20 中村勇真 (京大) 中性原子の光トラップアレーとリドベルグ状態励起
17:20~17:50 堀越宗一 (大阪市大) BBO結晶を用いた二次高調波発生による323nmレーザー光源の準備
17:50~17:55 中村隆司 (東工大) おわりに
世話人: 中村隆司(東工大理)、近藤洋介(東工大理)、田村裕和(東北大理)
連絡先: 田村裕和(tamura "at" lambda.phys.tohoku.ac.jp)