第6回クラスター階層領域研究会
新学術領域「量子クラスターで読み解く物質の階層構造」では、本年度より様々な物質階層の研究分野から21の公募研究が新たに加わりました。クォーク、ハドロン、原子核、原子、分子という階層を超えた普遍的な性質や法則を探るため、分野間の連携強化を図るべく、研究展開を進めようとしております。
そこで、この機会に、公募研究からの招待講演を中心とした「第6回クラスター階層領域研究会」をオンライン研究会として、6月14日(月)、6月19日(土)の2日間にわたって開催いたします。
参加登録
参加登録は締め切りました。(参加登録の締切:6月9日)
締め切り後、登録いただいた方に Zoom の接続情報をお送りします。
プログラム
プログラムはこちら
6月14日(月) | |||
開始時刻 | 所属大学 | 講演者 | 講演タイトル |
9:30 | 東京工業大学 | 中村隆司 | 「新学術領域ー量⼦クラスターで読み解く物質の階層構造ー最近の進展」 |
10:00 | 東京工業大学 | 藤岡宏之 | ダブルΛハイパー核の分光実験に⽤いるガス検出器の読み出しシステム構築と性能評価 |
10:30 | 日本原子力研 | 橋本直 | K中間⼦ビームを⽤いた軽いハイパー核の寿命測定 |
11:00 | 日本原子力研 | 市川裕大 | HypTPCを⽤いた少数系K中間⼦クラスターK−pp, K−pppの研究 |
11:30 | 休憩 | ||
11:45 | 日本原子力研 | 山本剛 | アクティブ炭素標的を⽤いたグザイ原⼦X線分光 |
12:15 | 高エネ加速器研 | 本多良太郎 | ⾼統計ラムダ陽⼦散乱のためのビームTOF⽤読み出しシステムの開発 |
12:45 | 東北大学 | 山下琢磨 | ⼆電⼦系ポジトロニウム化合物の部分系構造解析 |
13:15 | 昼食 | ||
14:15 | 大阪大学 | 浅川正之 | クォークグルーオンプラズマ中における軽重クォーククラスター⽣成とその実験的帰結 |
14:45 | 日本原子力研 | 岡眞 | カイラル有効理論に基づくダイクォーククラスターの複合系の研究 |
15:15 | 東北大学 | 遠藤晋平 | 原⼦核ハロー状態のエフィモフ理論による統⼀的記述 |
15:45 | 休憩 | ||
16:00 | 京都大学 | 荻野浩一 | 殻模型的⼿法によるクラスター崩壊現象の新展開 |
16:30 | 北海道大学 | 木村真明 | 光核反応からのクラスター崩壊の理論研究と最⾼エネルギー宇宙線への応⽤ |
17:00 | 東京大学 | 大塚孝治 | 原⼦核におけるアルファクラスター発現の第⼀原理的研究 |
6月19日(土) | |||
開始時刻 | 所属 | 講演者 | 講演タイトル |
11:00 | RCNP | 緒方一介 | ノックアウト反応の正確な描述に基づく核内重陽⼦・ダイニュートロンクラスターの実証 |
11:30 | 関東学院大学 | 船木靖郎 | 低励起エネルギー領域でのクラスター形成とその極限としてのアルファ凝縮相形成 |
12:00 | 大阪大学 | 足立聡 | 新型ガス標的システムによる20Ne原⼦核のアルファ凝縮状態の探索 |
12:30 | 休憩 | ||
13:30 | 日本原子力研 | 佐甲博之 | J−PARCでの陽⼦・原⼦核衝突における前⽅Φ→K+K−崩壊測定⼿法の確⽴ |
14:00 | 理研 | 高橋智則 | 有限密度媒質中でのクォーク相関の解明に向けたレプトン対精密測定 |
14:30 | 京都大学 | 大西明 | 2粒⼦・3粒⼦運動量相関から探るハドロン間相互作⽤ |
15:00 | 休憩 | ||
15:15 | 東北大学 | 石川貴嗣 | 光⼦ビームを使ったηN散乱⻑の精密測定による核⼦共鳴N(1535)S11の研究 |
15:45 | 名古屋大学 | 加藤悠司 | チャームバリオンの励起構造の実験的研究 |
16:15 | 大阪大学 | 冨田夏希 | 排他的ドレルヤン反応を⽤いた核⼦構造研究のためのミューオン検出器の開発 |