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ROOT/Style

ROOT/Style

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ROOT 起動時の動作

  1. ROOT 起動
    •  

  2. ROOT の振る舞いを決める .rootrc ファイルを下記のディレクトリ内から(下記の順番で)検索する。
    1. ./.rootrc (ローカルディレクトリ)
    2. $HOME/.rootrc (ユーザーディレクトリ)
    3. $ROOTSYS/etc/system.rootrc (グローバル ROOT ディレクトリ)
    4. ファイルが複数見つかった場合は、上の方にある .rootrc の内容が優先される。
    5.  

  3. (たぶん)その後、下記の順番で .rootlogon.C ファイルが実行される。
    1. $ROOTSYS/etc/system.rootlogon.C (グローバル ROOT ディレクトリ)
    2. $HOME/.rootlogon.C (ユーザーディレクトリ)
    3. ./.rootlogon.C (ローカルディレクトリ)
    4.  

  4. その後、.rootrc ファイル内の Rint.Logon で指定されるファイルがローカルディレクトリにあれば、そのファイルを実行する。$ROOTSYS/etc/system.rootrc のデフォルトは rootlogon.C 。
    • Rint.Logon:              rootlogon.C
    • ホームディレクトリにこのファイルを置いておいても実行されない。
    •  

  5. メモ

    • -n オプションをつけると .rootlogon.C と rootlogon.C は実行されない。
      • $ root -n
    • システム全体の ROOT の設定を変更したい場合は $ROOTSYS/etc/system.rootrc と $ROOTSYS/etc/system.rootlogon.C を編集。
    • 自分のアカウントだけに有効な設定を行う場合は .rootrc and/or .rootlogon.C をユーザーディレクトリ (ホームディレクトリ: $HOME)に置く。
    • 各ディレクトリごとに設定を変えたい場合は .rootlogon.C または rootlogon.C をそのディレクトリ(ローカルディレクトリ)に置いておく。
    • $ROOTSYS/etc/system.rootlogon.C, $HOME/.rootlogon.C, ./.rootlogon.C は -n オプションをつけない限り必ず実行される。一方、 rootlogon.C は .rootrc の内容次第で実行されない場合がある。
    •  

  6. 参考

よく使う設定

  • rootlogon.C

コマンド

意味

単位

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gStyle->SetPadTopMargin(0.083);

ヒストグラムのフレームの外の余白 (上) の設定

Pad の (縦の?) 大きさに対する比?

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gStyle->SetPadRightMargin(0.05);

ヒストグラムのフレームの外の余白 (右) の設定

Pad の (横の?) 大きさに対する比?

Link

gStyle->SetPadLeftMargin(0.22);

ヒストグラムのフレームの外の余白 (左) の設定

Pad の (横の?) 大きさに対する比?

Link

gStyle->SetPadBottomMargin(0.25);

ヒストグラムのフレームの外の余白 (下) の設定

Pad の (縦の?) 大きさに対する比?

Link

gStyle->SetLabelOffset(0.025,"X");

ヒストグラムの軸のラベルのオフセット(フレームからラベルをどのくらい離すか)

?

Link

gStyle->SetOptStat(0);

統計情報を表示しない

-

Link

gStyle->SetOptStat(111111111);

統計情報を全部表示 (各情報の表示/非表示は Link 先を参照)

-

Link

gStyle->SetOptLogy(1);

Y 軸方向を Log スケールに

-

Link

gStyle->SetPadGridX(0);

X 軸方向(?)のグリッドを表示しない

-

Link

gStyle->SetPadGridY(0);

Y 軸方向(?)のグリッドを表示しない

-

Link

gStyle->SetEndErrorSize(0);

エラーバーの端の X 軸方向のバーを表示しない

?

Link

gStyle->SetErrorX(0);

X 軸方向のエラーバーを表示しない

?

Link

gROOT->ForceStyle();

スタイルを強制する

-

Link

  • .rootrc

Variable

Description

Value

default in $ROOTSYS/etc/system.rootrc

Canvas.ShowEventStatus

Canvas の Event Status Bar の表示/非表示

true/false

false