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Troubleshooting

Troubleshooting

  • QDC でとったデータが時間によって変わる

    • Gate generator のゲート幅が時間によってふらつくと、ペデスタルもゲインも変わる。
  • 2次元ヒストグラムで相関が見えない

    • 2次元ヒストグラムで相関があるはずのものに相関がない場合、DAQ のイベントビルドの問題が考えられる。
      • DAQ_problem.gif

    • 上の図の上二つの図は、DAQのイベントビルドが正常な場合の FDC2 の X vs A、Y vs B の2次元ヒストグラムである。 X と A、Y と B にそれぞれに相関がみられる。一方、下二つの図は、イベントビルドが異常な場合の2次元ヒストグラムである。X と A では相関が崩れおり、Y と B では相関の仕方が変わっている。A, B の値は2つのDC (FDC2-1, FDC2-2) から計算されるが、これらの DC のデータは異なる DAQ プロセスで取得されている。もし、この2つの DAQ プロセスのイベントビルドに異常がある場合(例えば、片方のプロセスでイベントの取りこぼしが起きた場合など)、X と A 及び Y と B の相関が崩れる。よって、相関が崩れたスペクトルを見た場合、イベントビルドの失敗を疑う。各 DAQ で取得されたイベントの数がそれぞれ異なる場合、イベントビルドに失敗している可能性がある。
    • また、DAQ のプロセスがひとつの場合でも、TDC と ADC のデータの読み出しがずれている場合(例えば、TDCのデータでは n イベント目のデータを読み出しているのに、ADCでは n + 1 イベント目のデータを読み出している場合など)、TDC と ADC のデータの相関は崩れる。
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  • キャリブレーション後のエネルギースペクトルのギザギザ

    • 横軸を ch からエネルギーに直す場合、chの値を乱数でなまらせないと、下の左図のように周期的にあるエネルギーが凸になったり、凹んだりする。
      • rnd.png