中村研では以下のパッケージをよく使いそう。パッケージのインストール方法は、下の方参照。
パッケージ名 | 概要 | 詳細 |
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emacs | テキストエディタ | |
gcc | C言語コンパイラ | |
gcc-lib | gccライブラリ | stdio.hなどのヘッダファイルを含む。 |
cernlib | CERNライブラリ | PAWも入る。 |
日本語texに関連したパッケージを挙げる。日本語tex環境の構築は、が非常に詳しい。
パッケージ名 | 概要 | 詳細 |
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ptex-bin | pTeXコンパイラ | pLaTeXも含まれる? |
okumura-clsfiles vfdata-morisawa5 |
奥村さんのクラスファイル | これらのパッケージをインストール後、ルートユーザにて、以下のコマンドを実行せねばいけんかも? # jisftconfig add # update-texmf vfdata-morisawa5の依存関係により、dvipsk-jaというdviをpsに変換するパッケージもインストールされる。 |
gs gs-esp gs-common |
ghostscript関連パッケージ | gs,gs-espは共にPostScript/PDFのインタープリター? gs-commonはPostScriptをpdfとかに変換するコマンドが入ってるかも。 これらのパッケージはdebian etchをインストールしたとき、一緒にインストールされた気がする。 |
gs-cjk-resource cmap-adobe-japan1 cmap-adobe-japan2 cmap-adobe-cns1 cmap-adobe-gb1 |
フォント関連パッケージ | これらがないと、日本語入りPostScriptが見れなかったりする。また、これらを入れても見れないPostScriptがあったりするかも。そんなときは、# dpkg-reconfigure cmap-adobe-japan1とコマンドを打ち、「随意」を選択。それでも見れないときもある。 |
xdvik-ja | DVIファイルビュワー | 日本語入りDVIファイルも閲覧できる。 |
gv | PostScript/PDFのビュワー | 日本語入りPostScript/PDFが閲覧できる。しかし、ここの猿PAWが見れない。困った。 |
dvipdfmx | dvi -> pdf変換 | 日本語入りdviも日本語入りpdfに変換できる。 |
パッケージ名 | 概要 | 詳細 |
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gnuplot | グラフ描画プログラム | |
gfortran | FORTRAN95コンパイラ |
ついでに、中村研とはあまり関係ないパッケージもおぼえがく(おぼえがきを動詞形に)。
パッケージ名 | 概要 | 詳細 |
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nfs-kernel-server | NFS(Network File Sytem?)のサーバー。 NFSのクライアントであるportmapは最初からインストールされている。 |
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ipw3945-modules-2.6-686 firmware-ipw3945 ipw3945d wireless-tools |
無線LAN関係のパッケージ | 上から順にドライバ、ファームウェア、デーモン、無線LANツールかも? それぞれ何をしているかよくわからない。 インストールについては、ネットワークの設定を参照。 |
915resolution | 解像度変更パッチ? | ラップトップの解像度を1280x800で使えるようにするパッケージ。 |
gFTP | グラフィカルなftpソフト | SSH2にも対応。中村研のBeにファイルをアップロードするときに役立つ。 端末からの起動は、以下のとおり。 gftp [options] [[proto://][ user : [pass] @] site [: port ][/directory ]] 例: $ gftp ssh2://username@be/public_html |
あると便利なプログラムを挙げる。
プログラム名 | 概要 | 詳細 |
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Adobe Reader | pdfファイルの表示 | インストールするには、まずここのページに行く。言語またはオペレーティングシステムの変更をクリックし、OSを選択するページに行く。オペレーティングシステムに"Linux"、インストーラに"Linux - x86(.deb)"を選択したら、[ステップ2へ]ボタンを押す。[Adobe Readerをダウンロードする]ボタンを押したら、ダウンロード開始。 ダウンロードしたdeb形式のパッケージはGDebi Package installerでグラフィカルにインストールできる。まず、パッケージを右クリックし、"GDebi Package installerで開く"を選択すると、インストール画面が開く。そこで[Install Package]ボタンをクリックすれば、インストールできる。 |
パッケージをインストールする手順をおぼえがく。ただし、インストールするパッケージの中に、non-freeのパッケージがあるので、や、下記「パッケージのインストール方法」を参考に、/etc/apt/sources.listを編集し、non-freeのパッケージもインストールできるようにしておく。さもなくば、日本語tex環境は出来ない。
パッケージのインストールは端末にて、以下のコマンドを打つ。y/nを聞かれたら、とりあえず、yとしとく。
$ su Password: ルートのパスワードを打つ # apt-get install ptex-bin okumura-clsfiles vfdata-morisawa5 # jisftconfig add # update-texmf # apt-get install gs gs-esp gs-common # apt-get install gs-cjk-resource cmap-adobe-japan1 cmap-adobe-japan2 cmap-adobe-cns1 cmap-adobe-gb1 # dpkg-reconfigure cmap-adobe-japan1 (設定画面にて「随意」を選択。) # apt-get install xdvik-ja gv dvipdfmx
メモ1) 端末で# dpkg-reconfigure cmap-adobe-japan1と打ち、設定画面にて「随意」を選択しないと、gvでPostScriptを見たとき、以下の感じのエラーメッセージが出る。ちなみに、「随意」の選択方法は、矢印キーで項目移動、Spaceキーで選択(*がチェックされる)、Tabキーで[追加]ボタン選択、Enterキーで決定。
Can't find CMap UniJIS-UCS2-H building a CIDDecoding resource. ERROR: /undefinedresource in findresource 〜〜〜〜〜〜〜 ESP Ghostscript 815.03: Unrecoverable error, exit code 1
メモ2) によると、dvipdfmxパッケージはインストール後、/etc/texmf/texmf.d/50dvipdfmx.cnf の内容を下記のように変更しないとエラーが出ると書いてある。しかし、特に設定ファイルをいじらなくとも、dvipdfmxコマンドは使えた。そもそも、/etc/texmf/texmf.d/50dvipdfmx.cnfというファイルはなかった。/etc/texmf/texmf.d/80DVIPDFMx.cnfというファイルならあったけども。
ファイル名: /etc/texmf/texmf.d/50dvipdfmx.cnf |
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CMAPINPUTS=.;/usr/share/fonts/cmap/adobe-japan1//;/usr/share/fonts/cmap/adobe-japan2//;/usr/share/fonts/cmap/adobe-gb1//;/usr/share/fonts/cmap/gs-cjk-resource// |
ついでに、コマンドの使い方もおぼえがく。以下のコマンドは、すべて日本語のファイルに対応している。しかし、たまに扱えないPostScriptがあったりする。
$ platex hoge.tex # hoge.texをコンパイルし、hoge.dviを作る。 $ dvips hoge.dvi # hoge.dviをhoge.psに変換。 $ ps2pdf hoge.ps # hoge.psをhoge.pdfに変換。 $ pdf2ps hoge.pdf # hoge.pdfをhoge.psに変換。 $ dvipdf hoge.dvi # hoge.dviを一端PostScriptに変換し、pdfに変換。 $ dvipdfmx hoge.dvi # hoge.dviを直接hoge.pdfに変換。 $ xdvi hoge.dvi # hoge.dviを見る。 $ gv hoge.ps # hoge.psを見る。 $ gv hoge.pdf # hoge.pdfを見る。 $ acroread hoge.pdf # Abode Readerでhoge.pdfを見る。
メモ) vineのdvipdfコマンドは、「内部で dvips と ps2pdf を続けて呼び出しているだけ」らしい。Debianのdvipdfコマンドも同様に、dvipsコマンドでdviからpsに変換し、gsコマンドでpsからpdfに変換している。すなわち、dvipsコマンドの実体は、ただのシェルスクリプトである。また、ps2pdfコマンドもシェルスクリプトであり、中でgsコマンドをオプションつきで呼び出している(正確には、ps2pdf > ps2pdf14 > ps2pdfwr > gsと実行しているっぽい?)。pdf2psの中身もgs。
パッケージのインストールは、端末で以下のように# apt-getコマンドを使う。# aptitudeでも良い。# apt-get と# aptitude の違いはここらへんを参照。
$ su Password: ルートのパスワードを打つ # apt-get install パケージ名
ただし、パッケージにはmain, contrib, non-freeと三つの種類があり、Debianの初期設定では、apt-getで contrib, non-freeのパッケージをインストールできない。そこで、以下のように/etc/apt/sources.list に contrib, non-free を書き足す。これで、contrib, non-freeのパッケージもapt-getでインストールできるようになる。
ファイル名: /etc/apt/sources.list |
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deb http://ftp.jp.debian.org/debian/ etch main contrib non-free deb-src http://ftp.jp.debian.org/debian/ etch main contrib non-free deb http://security.debian.org/ etch/updates main contrib non-free deb-src http://security.debian.org/ etch/updates main contrib non-free |
上記のように、/etc/apt/sources.listを変更したら、以下のコマンドを実行したほうがよいかも?
# apt-get update
メモ)