Debianのホームページに行き、インストールCDのisoイメージファイルをダウンロード。ウィンドウズとかのisoイメージを焼けるライティングソフトでイメージをCD-Rに焼く。
注) イメージは、debian-40r0-i386-CD-1.isoを使った。他にも、debian-40r0-i386-CD-2.isoとか沢山イメージがある。ミラーだと思ったが、違うかも?とりあえず、debian-40r0-i386-CD-1.isoを一つだけダウンロードしとけばインストールできる。
インストールCDをパソコンに入れて再起動。ただし、CDからブートできるようにBIOSの設定をしておく。中村研のTiは起動後、Delキー押しっぱなしでBIOS設定画面に入れる。
パーティションの設定は手動。中村研のTiではルート/のみをいじった。/homeは以前のものを再利用。
注) 周辺機器はできるだけ外してインストール。プリンタとか、USBとかがいろいろつながっていると、インストーラが途中でフリーズ。
デスクトップ > 設定 > 画面の解像度 から変更可能。自分のノートパソコンは解像度が1280x800であり、以下のように# apt-getで915resolutionというパケージをインストールした後、# dpkg-reconfigureで1280x800に設定。
$ su Password: ルートのパスワードを入力 # apt-get install 915resolution # dpkg-reconfigure xserver-xorg
メモ) ビデオカードを変えたときも# dpkg-reconfigure xserver-xorg で設定可能だった気がする。ドライバがわからないときは、vesaを選択。
中村研のネットワークの設定は、備え付けのピンクのファイル参照。固定ipアドレス一覧が載っている。
メモ) 設定がうまくいかないとき(又はノートパソコンでつなぐとき?)は、DHCPでパソコンにおまかせ。
ネットワークの設定のページ参照。
MicrosoftのWindowsとDebianのデュアルブートを行う場合は、Windowsを先にインストールした方が良いらしい。実際、WindowsがインストールされたPCにDebianをインストールする場合、GRUBと呼ばれるブートローダが一緒にインストールされ、特別な設定をせずにデュアルブートができるようになる。最初は、ハードディスクの1024シリンダ以内にインストールしなくてはならないとか、いろいろ決まりがあるかと思ったが、とくに気にすることはないらしい。
GRUBの設定ファイルは/boot/grub/menu.lst。内容は以下の様。
ファイル名: /boot/grub/menu.lst |
---|
default 1 timeout 5 color cyan/blue white/blue title Debian GNU/Linux, kernel 2.6.18-5-686 root (hd0,5) kernel /boot/vmlinuz-2.6.18-5-686 root=/dev/hda6 ro initrd /boot/initrd.img-2.6.18-5-686 savedefault title Microsoft Windows XP Home Edition root (hd0,0) savedefault makeactive chainloader +1 |
defaultの値は、grub起動時にOSを選択しなかったとき、自動的に起動するOSの番号を書く。OSの番号とは、/boot/grub/menu.lstに書いてあるOSの順番を指し、0から数える。上記の場合、0と書くとDebian GNU/Linux, kernel 2.6.18-5-686が、1と書くとMicrosoft Windows XP Home Editionが起動する。
timeoutの値は、grub起動時にOSを選択しなかったとき、自動的にOSが起動するまでの時間を書く。上記の場合のように、5と書くと、5秒後にMicrosoft Windows XP Home Editionが起動する。
titleは自分の好みで変更しても問題ないかも?他の項目(root, kernel, initrdなど)は怖いのでいじらない。
細かいことは/boot/grub/menu.lstの # でコメントアウトされた部分に書いてあるが、英語なのでよくわからない。参考にしたwebはなど。
ロケールの設定をしないと、日本語がうまく表示されなかったりする気がする。
$ su Password: ルートのパスワードを打つ # apt-get install locales # 多国語サポート (ロケール) 用データインストール? # dpkg-reconfigure locales # 設定画面開く。 ja_JP.EUC-JP EUC-JP ja_JP.UTF-8 UTF-8 を選択。 デフォルトのロケールを ja_JP.UTF-8 にしとく。
または、
$ su Password: ルートのパスワードを打つ # apt-get install locales # 多国語サポート (ロケール) 用データインストール? # echo "ja_JP.EUC-JP EUC-JP" >> /etc/locale.gen # /etc/local.gen ファイルに"ja_JP.EUC-JP EUC-JP"という行を上書き。 # echo "ja_JP.UTF-8 UTF-8" >> /etc/locale.gen # /etc/local.gen ファイルに"ja_JP.UTF-8 UTF-8"という行を上書き。 # locale-gen # ロケール設定
再ログインすると、設定が適応される気がする。
Windowsで使ってるntfsのパーティションや、debianと共有したいfat32のパーティションをdebian起動時に自動でマウントするようにする。まず、マウントするための場所であるC_drive, D_driveというディレクトリを作る。次に/etc/fstab を以下のように編集。適当にいじってたらなんか出来た。
$ su Password: ルートのパスワードを打つ # cd / # ルートディレクトリに移動。 # mkdir C_drive D_drive # C_drive, D_drive という名のディレクトリを作る。 # gedit /etc/fstab # fstabを以下のように編集。エディタはgeditじゃなくてもいいけど。
ファイル名: /etc/fstab |
---|
# /etc/fstab: static file system information. # # <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass> proc /proc proc defaults 0 0 /dev/hda1 /C_drive ntfs defaults,ro,umask=222,utf8 0 0 /dev/hda2 / ext2 defaults,errors=remount-ro 0 1 /dev/hda4 /home ext3 defaults 0 2 /dev/hda3 none swap sw 0 0 /dev/hdb1 /D_drive vfat defaults,umask=000,codepage=932,iocharset=euc-jp 0 0 /dev/hdc /media/cdrom0 udf,iso9660 user,noauto 0 0 |
メモ1)パーティションのファイルシステムは、# fdisk -l コマンドや、デスクトップ > システム管理 > Disksで確認可能。
メモ2)umask=000はパーミッションを777、すなわちrwxrwxrwxでマウント。umask=222はパーミッションを555、すなわちr-xr-xr-xでマウント。
メモ3)$ man mountコマンドで細かい設定方法が見れる。
メモ4) マウントの設定について。
/dev/hda1 /C_drive ntfs defaults,ro,umask=222,utf8 0 0 /dev/hdb1 /D_drive vfat defaults,umask=000,codepage=932,iocharset=euc-jp 0 0 ↓ /dev/hda1 /C_drive ntfs users,auto,exec,ro,umask=222,utf8 0 0 /dev/hdb1 /D_drive vfat users,auto,exec,rw,umask=000,codepage=932,iocharset=euc-jp 0 0
上記のように変更すると、root権限を持たないユーザーでもマウント/アンマウントが出来る。すなわち、以下のようなコマンドが使える。
$ umount /dev/hdb1 # /dev/hdb1をアンマウント。 $ mount /dev/hdb1 # /dev/hdb1を再び/D_driveにマウント。ファイルの所有者は、マウントしたユーザーとなる。 $ umount /D_drive # こう書いても、 $ mount /D_drive # OKっぽい。 $ umount /dev/hdb1 # $ mount -t vfat /dev/hdb1 /D_drive # これは、以下のエラーを吐く。 mount: only root can do that
ntfsはntfs-3gというパッケージをインストールすると書き込みできるようになるっぽい。以下その方法をおぼえがく>おぼえがきの動詞形。
ntfs-3gをetchにインストールする場合、バックポートのパッケージをインストールすることになる。バックポートとは、新しいバージョン(lennyとかsid?)で実装された技術を、古いバージョン(etch)でも使用できるように、移植したものを言う。
ntfs-3gをapt-getでインストールする方法は以下のとおり。まず、/etc/apt/sources.listに以下の行を追加。
deb http://www.backports.org/debian etch-backports main contrib non-free
端末にて、apt-getを実行し、ntfs-3gをインストール。ただし、オプション-t etch-backportsが必要。インストールしたら、試しにマウントして、いろいろしてみる。
$ su
Password: ルートのパスワードを打つ
# apt-get update # アップデート。
# apt-get -t etch-backports install ntfs-3g # ntfs-3gインストール。y/nを聞かれたら、yと答える。
# mkdir /C_drive_rw # マウントするディレクトリ: C_drive_rw を作る。
# mount -t ntfs-3g /dev/hda1 /C_drive_rw # C_drive_rwに試しにマウント。
# cd /C_drive_rw # C_drive_rwに移動。
# echo "echo 'aa'" > test.sh # 試しに書き込んでみる。
# ./test.sh # 試しにシェルスクリプトを実行してみる。
aa
Debian起動時に自動でntfsをマウントするには、以下のように/etc/fstabを編集する。
ファイル名: /etc/fstab |
---|
# /etc/fstab: static file system information.
#
# <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass>
proc /proc proc defaults 0 0
/dev/hda1 /C_drive_rw ntfs-3g defaults,locale=ja_JP.UTF-8,umask=0 0 0
/dev/hda2 / ext2 defaults,errors=remount-ro 0 1
/dev/hda4 /home ext3 defaults 0 2
/dev/hda3 none swap sw 0 0
/dev/hdb1 /D_drive vfat defaults,umask=000,codepage=932,iocharset=euc-jp 0 0
/dev/hdc /media/cdrom0 udf,iso9660 user,noauto 0 0
|
メモ1) $ man ntfs-3g で細かい設定方法が見れる。umask=0とすると、rwxrwxrwxでマウント。userやuserといったオプションも付けられる。
メモ2) ntfs上のWindowsを休止モードにして、Debianを起動すると、ntfs-3gは正常にマウントできず、以下のメッセージを吐く。
# mount -t nfts-3g /dev/hda1 /C_drive_rw Windows is hibernated, refused to mount. Failed to mount '/dev/hda1': 許可されていない操作です The NTFS partition is hibernated. Please resume and shutdown Windows properly, so mounting could be done safely.
そのうち書く。