東京工業大学大学院理工学研究科基礎物理学専攻中村研究室メンバー

ホームページおぼえがき > pLaTeX

pLaTeX

pLaTeXのおぼえがきのつもり。しかし、pLaTeXとはなにかよくわかっていない。LaTeXとの違いとか。pLaTeX導入は が詳しい。

(制作中。わからないところ多し。全てのコードを実行せず書いたので間違いが有る可能性大。)

pLaTeXについて

そのうち調べる。

書き方のきまり

■ コメント

% より右はコメントと認識される。

% ここはコメント
\section{はじめに} % ここもコメント

■ 改行

改行の方法は以下のように、\\を書く方法と、空行を入れる方法がある。ただし、\\で改行された次の行は、字下げされない。一方、空行で改行された場合、文頭が字下げされる。


文章が連なる。文章が連なる。\\
もう改行された。		% この行は字下げされない
ここでは改行されない。

さらに改行。			% この行は字下げされる
ここでも改行されない。
これを実行すると、以下の様になる。
 文章が連なる。文章が連なる。
もう改行された。ここでは改行されない。
 さらに改行。ここでも改行されない。

数式

■ 文中に数式を書く

文中で数式を書く場合は $ で囲まれた中に書く。

文中に数式$(a+b)^2=a^2+2ab+b^2$を書く。

■ 番号が振られた数式を書く

\begin{eqnarray}と\end{eqnarray}の間に書く。ただし、空行を入れるとエラーになる。

\begin{eqnarray}
  (a+b)^2=a^2+2ab+b^2
  \label{ab_sq}
\end{eqnarray}

式番号を振りたくないときは、\begin{eqnarray*}と\end{eqnarray*}の間に式を書く。また、式番号を部分的に振りたくないときは、その行末に(ただし\\の前)\nonumberを書く。

\begin{eqnarray}
  (a+b)^2=(a+b)(a+b)  \nonumber \\
           =a^2+2ab+b^2 
  \label{ab_sq}
\end{eqnarray}

■ 式番号参照

\label{eq_lab} で式にラベルを付け、\ref{eq_lab}で式番号を参照する。ラベルの文字列は : _ などが使える。

\begin{eqnarray}
  100+200=400
  \label{eq_lab1}
\end{eqnarray}

式\ref{eq_lab1}は計算間違い。

■ = をそろえる

数式環境内?で = を揃えて書くには、以下のように、そろえる場所に & を書く。

\begin{eqnarray}
  100+200+300 &=& 300+300
  &=& 600
\end{eqnarray}

■ 上付き文字と下付き文字

上付き文字は ^{moji} 下付き文字は_{moji}と書く。

$a^{n},a^{n+1},a^{n+2}$		% 上付き文字
$a_{n},a_{n+1},a_{n+2}$		% 下付き文字

■ ボールド体

$〜$や、\begin{eqnarray}〜\end{eqnarray}の数式環境?内では、アルファベットはイタリック体になる。ベクトルなどを表すには、斜体かつボールド体にする必要がある。以下のように書けば、斜体かつボールド体になる。

Bを斜体かつボールド体で$\mbox{\boldmath $B$}$と書く。 % $B$ の $ はいるのかな?

ただのボールド体は、{\bf B}とかく。{\textbf B}と書いてもよい。数式環境内で、斜体でない普通の文字を書きたいときは、{\rm B}とかく。{\textrm B}と書いてもよい。

箇条書き

点から始まる箇条書きは、\begin{itemize}。数字で始まる箇条書きは、\begin{enumerate}。強調された文字列で始まる箇条書きは、\begin{description}。

\begin{itemize}
  \item 林檎
  \item 蜜柑
  \item 桃
\end{itemize}

\begin{enumerate}
  \item まず、林檎を食べる。
  \item 次に、蜜柑も食べる。
  \item 最後に、桃を食べる。
\end{enumerate}

\begin{description}
  \item [林檎] おいしい食べ物。
  \item [蜜柑] 柑橘類の食べ物。
  \item [桃] 果物の中で一番おいしい食べ物。
\end{description}

表(テーブル)挿入

表を書くのは大変。便利なパッケージがありそう。とりあえず、以下のように書く。

\begin{table}
 \caption{計算結果}
 \begin{center}
  \begin{tabular}{clr} \hline
   No. 	& 計算1 (cm)	& 計算2 (cm)		\\ \hline
   RD2314	& 63.1718094	& 63.1718089324779	\\
   RD3425	& 69.5770903	& 69.5770906660220	\\
   RD2588	& 72.8079938	& 72.8079933490080	\\
   RD2640	& 57.023163	& 57.0231629020005	\\
   RD2331	& 72.5487718	& 72.5487718496493	\\
   RD2392	& 73.0414029	& 73.0414031185910	\\
   RD2585	& 70.1224237	& 70.1224237031446	\\
   RD2308	& 68.2600967	& 68.2600971349470	\\
   RD2432	& 58.1198918	& 58.1198919443349	\\
   RD2413	& 67.7486866	& 67.7486866154676	\\ \hline
  \end{tabular}
 \end{center}
\end{table}

\begin{tabular}{clr}の{clr}部分は、1列目が中央揃え、2列目が左揃え、3列目が右揃えにすることを表す。{|c|l|r|}とすると、縦線が引かれることになる。{c||lr}とすると、1列目と2列目の間に太い線(二重線にはならない?)が引かれる。\hlineは横線を引く。\\ \hline \hlineとすると、太い線が引かれる。

画像挿入

文書に画像を挿入する場合、eps形式でなければならないかも。よって、jpg,gif,bmpなどの画像は、次の様なコマンドにてeps形式に変換する。

$ convert image.jpg image.eps

ただし、自分のDebian etchではconvertコマンドが使えなかったので、以下の手順でパッケージimagemagickをインストールし、使えるようにした。

$ su
Password:    ルートのパスワードを打つ
# apt-get install imagemagick

変換したら、以下のように書く。

\usepackage[dvips]{graphicx}	% \begin{document}の前にこれを書いとく?

... 

\begin{figure}[htbp]
  \begin{center}
    \includegraphics[width=13.0cm,clip]{image.eps}
    \caption{テスト画像}
    \label{test_image}
  \end{center}
\end{figure}

注釈

注釈を文章の下に入れる。

\makeatletter				% ここら辺は注釈の書式変更。書かなくても良い。
\def\thefootnote{\roman{footnote})}
\makeatother

注釈のサンプル。ここ\footnote{ここは注釈の内容}に注釈が入る。

テンプレート

TeXのテンプレート。もとのテンプレートは、中村研の佐藤さん→田中さん→小林と渡ってきたと思われる。ちょこちょこ変更を加えた。

\documentclass[a4paper,11pt]{jarticle}
\textheight  22.5cm
%\footheight   0.0mm
\footskip    10.0mm
\textwidth  152.0mm
\topmargin 0.0cm
\oddsidemargin 0.5cm
\evensidemargin 0.5cm
\doublerulesep=0.1mm

\usepackage[dvips]{graphicx}	% eps形式の画像を挿入するときは、このパッケージが必要?
\usepackage{bm}			% これはなんだかよくわからない。
\usepackage{rotating}		% これもよくわからない。

\begin{document}			% ここから本文開始
\title{ここはタイトル}
\author{ここに名前}
\date{2007.??.??}	% 日付を書く。
\maketitle

\begin{abstract}
ここに文書の概要を書く。
\end{abstract}


\section{章のタイトル}
章の説明をここらへんに書く。
\subsection{節のタイトル1}
ここら辺に節の内容をかく。
\subsection{節のタイトル2}
ここら辺に節の内容をかく。

\begin{thebibliography}{9}	% {9}は参考文献の数。9つまで参考文献が書けると言う意味かも?
\bibitem{book1}			% \labelと同じような働きをする。本文中で参照する場合は、\cite{book1}とする。
中村 研太郎 et al., "本のタイトル," pp.123-132
\end{thebibliography}

\bibitem{book2}
中村 研太郎 et al., "本のタイトルその2," pp.23-32
\end{thebibliography}

\end{document}

参考文献・webページ


ページ制作履歴
2007/10/22 制作開始
2007/10/23 webにアップ
2007/11/12 リンク変更