Geant4 install for CentOS5.1 (2008/6/3)
最近のLinuxのディストリビューションではSTLは標準で入っていますし、
OpenGLの環境もそろっていますが、都合によりMesaは入れました。
Geant4をCentOS5.1(x86_64)にインストール。
以下のソフトをcernとかいろんなところから準備。
clhep2.0.3.1 |
Mesa7.0.3 |
DAWN3.88a |
geant4.9.1.p02 |
G4EMLOW4.3 |
さてここからがインストール。
まずCLHEP Libraryのインストール。もちろんログインはrootで。
# cd /usr
# tar xvfz clhep-2.0.3.1.tar.gz
# cd CLHEP
# ./configure --prefix=/usr/local/lib64/clhep
# make
# make install
特に問題なくできた。
次にMesa。まずtarで展開
# tar xvfz MesaLib-7.0.3.tar.gz
ここからMesaのホームページにあるとおりにコンパイルを進める。
# make
# make linux-x86-64
一回makeするとサポートされているシステム一覧が表示されるのでその中で自分の環境に合ったものを選ぶ。今回はlinux-x86-64。
コンパイルされて出来上がったライブラリやincludeファイルを/usr/local/lib64/Mesa/lib, /usr/local/lib64/Mesa/include
内に置いた。
次はDAWNのインストール。ここでも/usr以下にdawn_3_88a.tazを展開。
# cd /usr
# tar xvfz dawn_3_88a.tar.gz
# cd dawn_3_88a
# make clean
# make guiclean
# ./configure
./configureを実行すると色々聞かれる。淡々と答えた。
ログはとり忘れたので今回はなし。
そして
# make
# make install
問題なくmakeできた。
さてここでも動作確認ができる。
# cd PRIM_DATA
# ../dawn primitives.prim
なんかWindowが出てきたのでOKをおしてみるとImage Magikで変な画像が表示された。これで大丈夫。
さてやっと本体のインストール作業開始。
ここにしたがってインストールを進める。
# tar xvfz geant4.9.1.p02.tar.gz
# cd geant4.9.1.p02
# mkdir data
# cp /hoge/G4EMLOW.4.3.tar.gz .
# tar xvfz G4EMLOW.4.3.tar.gz
さて次はConfig。
# cd ../ (Configureがあるディレクトリへ)
# ./Configure -build
これをやるといろいろと聞かれるので答える。
答え終わるとそのままmakeが始まる。
make が終了後もいくらかやることが。
# ./Configure
そうするとenv.csh, env.shというShell scriptが出来上がる。
そしてcsh.loginに以下のことを書き込む。
# setenv for GEANT4
setenv G4WORKDIR ${HOME}/geant4
setenv LD_LIBRARY_PATH ${LD_LIBRARY_PATH}:/usr/local/lib64/clhep/lib
# enviromental setup for GEANT4
source /usr/local/lib64/geant4/env.csh
これでログインしなおせばうまくいっているはず。
テストは適当にexample/ExN03あたりをコンパイルすればいいのでは。