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anaroot install memo

anaroot install memo. RedHat系を念頭に置いています。

リンク



1. ROOTのインストール

ANAROOTにはROOTが必要。なので先にインストールする。


1. ROOTのダウンロード

ここからダウンロード。
proバージョンを落としてくる。時間がかかるので、先にやるか人からもらってくると速い。


2. ROOTのインストールに必要な物を入れる
$ su
# yum install libxml*
# yum install libtool



3. ROOTのインストール

$ tar xzvf root_v5.32.00.source.tar.gz
$ mv root root_v5.32(これをしておかないと後で名前がかぶる)
$ cd root_v5.32
$ ./configure linux --prefix=/usr/local/root --enable-minuit2 --enable-glite --enable-dcache --enable-memstat
 --enable-xml --enable-xrootd --enable-tmva --enable-reflex --enable-castor
$ make
$ su
# make install


configureの後ろのオプションはとりあえずつけておく。
makeに時間がかかるので、.bashrcに
export MAKEFLAGS="-j4 $MAKEFLAGS"

とか書いておくと速くなる(CPUが4コアなら-j4(5?)とか)。

4. ROOTの環境設定


.bashrcに以下の行を追加する。
# root
export temp_dir=$PWD
cd /usr/local/root(prefixで指定したディレクトリ)
source bin/thisroot.sh
cd $temp_dir
unset temp_dir


書いたら以下を実行
$ source .bashrc

正常かどうか以下で確認。
$ printenv | grep ROOT
ROOTSYS=/usr/local/root

と表示されるのを確認。

2. ANAROOTのインストール

ANAROOTのダウンロード

ANAROOT本家はここからダウンロード。
ANAPAWっぽく使いたい場合はここからダウンロード。
ここではANAPAWっぽく使いたいので下のリンクのものを使う。

ANAROOTのインストール

$ tar xzvf anaroot_v4.4.0.nadeko.4.12
$ mv anaroot_v4.4.0.nadeko.4.12 anaroot
$ cd anaroot
$ ./autogen.sh --prefix=$PWD
$ make install

ANAROOTの環境設定

.bashrcに以下の行を追加する。
# anaroot
export TARTSYS=$HOME/root/anaroot
export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$TARTSYS/lib

ANAROOTの実行

$ cd run(インストールしたディレクトリの下のrunに移動)
$ root -l
add include path : -I/home/nishi/root/anaroot/include
add include path : `xml2-config --cflags`
add linked libs : `xml2-config --libs`
reading libXMLParser.so
reading /home/nishi/root/anaroot/lib/libananadeko.so
reading /home/nishi/root/anaroot/lib/libanacore.so
reading /home/nishi/root/anaroot/lib/libanadali.so
reading /home/nishi/root/anaroot/lib/libanasamurai.so
reading /home/nishi/root/anaroot/lib/libanaanaloop.so

ライブラリが読み込まれる。

ANAROOTのおためし

root [0] fetch("root/hist2.root")
root [1] hn()
root [2] prx()














TIPS: 1. ROOTの基礎

ROOTの始め方
・root          : うざい
・root -l       : うざくない
・root -b       : バッチモード(グラフィックなし)
・root file.root: file.rootを開いてくれる 


ANAROOTを使うために必要な最低限のROOTのコマンド ROOTはインタラクティブにC言語を解釈する。 なので、普通に打つとC言語として理解されてしまうので、 ROOTの特別なコマンドを実行するためには頭に"."を付ける。
・.q          : ROOTの終了
・.?(.help)   : help
・.!          : shell
・.x macro.C  : マクロの実行
・.x macro.C+ : マクロをコンパイルして実行
・.L macro.C  : マクロのロード
・.L macro.C+ : マクロをコンパイルしてロード





TIPS