HDD増設とバックアップの設定
1、下準備
まずは、nautilusのフォルダを管理者権限で開くことができるツールである「nautilus-gksu」
をSynapticでインストールしておきましょ。一旦、再ログインすることでこのツールが使えるよ
うになります。
2、マウントポイントを作る
disk002
nautilusでルート(/)から「media」フォルダを右クリック。「管理者として開く」を選び、パ
スワードを入力。開いた「/media」内に、「hdb_disk」「sda_disk」など好みの名称で新しく
フォルダを作ります。
3、ディスクのラベルの確認
disk003
端末から、「sudo fdisk -l」として、ディスクがどのように認識されているかをチェックしデ
ィスクラベルを間違えないように確認をしておきます。
4、設定ファイルへの記述
起動する度に、コマンドで毎回マウントさせるのは面倒なので、起動時に自動的にディスクがマ
ウントされるように設定ファイルで指定をしておきます。
「/etc」ディレクトリに移動して、「fstab」というファイルをダブルクリックで開きます。
その最下行に、下記の要領で、記述をします。
/dev/hdb1 /media/hdb_disk ext3 defaults 0 0
/dev/sda1 /media/sda_disk ext3 defaults 0 0
1、「/dev/sda1」のディスクを2、ubuntuのファイルシステムの「/media/sda_disk」にマウ
ントし、3、そのファイルシステムは ext3で、4、特にオプションは必要なく、5、dump不要
のファイルシステムであり、6、システム起動時にはfsckチェックは行わない・・・という意味
になります。
参考までに、書式の意味をまとめると次のとおりになります。
1番目はマウントするブロックデバイスやラベルなど
2番目にはマウントポイントを記述
3番目にファイルシステムの種類
4番目にはマウント時のオプションを記述
5番目の数字は、ファイルシステムをdumpする必要があるかどうかを指定。「0」の場合はdump不要
6番目の数字は、システム起動時にfsckチェックを行うかどうかの指定。「0」の場合はチェック
を行わない。ルートファイルシステムでチェックを行う場合は「1」を指定する。また、ルート
ファイルシステム以外でチェックを行う場合は「2」を指定
ここで一旦、ファイルを保存しましょ。
5、正しくマウントされるかをテストする
sudo mount -a
と端末にコマンドを打ってみます。この「-a」というオプションは、fstabの記述とおりにマウ
ントさせるというオプションです。
これで、ちゃんと増設ディスクのアイコンが表れたら成功です。
再起動してみても、自動でマウントされるかを確認してみましょ。
6、アクセス権の設定
残念ながら、そのままでは、所有者がrootになっていますから、ディスクの中身の参照しかでき
ず、ファイルの書き込みなどができません。
「/」ディレクトリ上で、「media」フォルダを右クリックして、「管理者として開く」を選びます。
先ほど作成したディスクラベル「sda_disk(例)」のフォルダアイコン上で右クリック。
「プロパティ」から「アクセス権」のタブを選択。
「所有者(O)」で、rootとなっているところをクリックし、リスト一覧から自分のログインアカウ
ントを選びます。
フォルダのアクセス権は、「作成と削除」
ファイルのアクセス権は、「読み書き」に
ついでに、バックアップについて。
$ sudo apt-get install sbackup
でsbackupがインストールされる。
[システム]→[システム管理]→[バックアップの設定]
見たいな感じでいけるので後は見れば分かる。