公募研究

公募研究(令和3年度ー4年度)のご案内

公募研究のご案内

公募研究は、各階層についての実験を主とする計画研究(A01班・A02班:クォーク層・ハドロン層、B01班・B02班:原子核層、C01班・C02班:原子層・分子層)、又は階層をつなぐ理論の計画研究(D01班)と連携し、相補的な役割を果たすことが期待されています。なお、各計画研究の内容については計画研究のページをご覧ください。 また、公募要領・計画調書については、文部科学省の当該ページからご参照下さい。 公募研究のカテゴリー、予算規模、採択予定件数については下記の表を ご覧ください。また、注意点もご留意ください。 

◎令和3年-4年度公募研究は以下のとおりです。

研究代表者名 所属 研究課題 関連する計画研究
佐甲博之 日本原子力研 J-PARCでの陽子・原子核衝突における前方Φ→K+K-崩壊測定手法の確立 A01
高橋智則 理化学研究所 有限密度媒質中でのクォーク相関の解明に向けたレプトン対精密測定 A01
石川貴嗣 東北大学 光子ビームを使ったηN散乱長の精密測定による核子共鳴N(1535)S11の研究 A02
加藤悠司 名古屋大学 チャームバリオンの励起構造の実験的研究 A02
冨田夏希 京都大学 排他的ドレルヤン反応を用いた核子構造研究のためのミューオン検出器の開発 A02
藤岡宏之 東京工業大学 ダブルΛハイパー核の分光実験に用いるガス検出器の読み出しシステム構築と性能評価 B01
橋本直 日本原子力研 K中間子ビームを用いた軽いハイパー核の寿命測定 B01
市川裕大 日本原子力研 HypTPCを用いた少数系K中間子クラスターK-pp, K-pppの研究 B01
本多良太郎 高エネ加速器研・素粒子研 高統計ラムダ陽子散乱のためのビームTOF用読み出しシステムの開発 B01
山本剛史 日本原子力研 アクティブ炭素標的を用いたグザイ原子X線分光 B01
足立智 大阪大学 新型ガス標的システムによる20Ne原子核のアルファ凝縮状態の探索 B02
浅川正之 大阪大学 クォークグルーオンプラズマ中における軽重クォーククラスター生成とその実験的帰結 D01
遠藤晋平 東北大学 原子核ハロー状態のエフィモフ理論による統一的記述 D01
大塚孝治 東京大学 原子核におけるアルファクラスター発現の第一原理的研究 D01
大西明 京都大学 2粒子・3粒子運動量相関から探るハドロン間相互作用 D01
岡 眞 日本原子力研 カイラル有効理論に基づくダイクォーククラスターの複合系の研究 D01
萩野浩一 京都大学 殻模型的手法によるクラスター崩壊現象の新展開 D01
緒方一介 大阪大学 ノックアウト反応の正確な描述に基づく核内重陽子・ダイニュートロンクラスターの実証 D01
木村真明 北海道大学 光核反応からのクラスター崩壊の理論研究と最高エネルギー宇宙線への応用 D01
船木靖郎 関東学院大学 低励起エネルギー領域でのクラスター形成とその極限としてのアルファ凝縮相形成 D01
山下琢磨 東北大学 二電子系ポジトロニウム化合物の部分系構造解析 D01
 公募研究の例

公募研究の例について説明します。公募研究は下記のように計画研究と相補的な研究が期待されます。そのほか、本領域の目的に適合するさまざまな研究の応募を歓迎します。ご不明な点がありましたら、メールでご相談下さい。問合わせ先:

計画研究と相補的な研究の例:

  • A01(クォーク階層とハドロン階層を繋ぐ動的機構、代表:志垣賢太): ベクトル中間子質量変化精密測定、エキゾチックハドロン生成、クォーク物質の粘性測定と完全流体挙動など。
  • A02(クォーククラスターで読み解くクォーク・ハドロン階層構造、代表:大西宏明): 新形態ハドロンの実験、ベクトル中間子、擬スカラー中間子と原子核との束縛状態の研究など。
  • B01(ストレンジ・ハドロンクラスターで探る物質の階層構造、代表:田村裕和): 散乱実験、ハイパー核、エキゾチック原子を用いたハイペロン・核子間力(3体力や核媒質効果を含む)の研究や、K-やΛ*を含む原子核の研究。
  • B02(エキゾチック核子多体系で紐解く物質の階層構造、代表:中村隆司): 不安定核におけるクラスター現象、3 体核力、αクラスター、多核子相関の研究など。
  • C01(極低温原子で紐解く階層横断エキゾチック物性現象、代表:高橋義朗): 巨大質量比の混合原子気体と原子核との対応、光格子 SU(4)系と α クラスターのアナロジー、原子系と他の階層の 3 体力の相違、に着目した理論研究。
  • C02(物質の階層変化および状態変化に伴う普遍的物理、代表:堀越宗一): 強相関粒子系の状態方程式・流体特性・非平衡ダイナミクスに関する実験、ハドロン分子、原子核、分子のダイポール励起・分光実験、複合粒子の形成・乖離実験。
  • D01(第一原理計算から明らかにする階層構造の発現機構、代表:肥山詠美子): クォーク層とハドロン層をつなぐ相転移、ハドロン共鳴の起源、核子間相関、3 体核力、原子核におけるαクラスターの役割、冷却原子系の普遍性、エフィモフ物理、原子分子分野における電子間相関、アブイニシオ計算など。
  • 注意点:金額(単年度応募上限額)と採択目安件数(下記の表をご参照下さい):実験的研究については、単年度上限350万円(3件)、250万円(9件)、理論的研究は単年度の上限100万円(10件)となっています。実験的研究についてはA01,A02,B01,B02,C01,C02のどれに関連・連携するかを明示して応募してください。理論的研究については、大多数の研究はD01となることを想定していますが、C01、C02に関連する理論的研究についてはC01,C02との連携も可能です。その旨を明示してください。   

研究項目 応募上限額 (単年度あたり) 採択目安件数
A01  クォーク階層とハドロン階層を繋ぐ動的機構 実験的研究: 
350万円
250万円
理論的研究: 
100万円

3件
9件

10件
A02  クォーククラスターで読み解くクォーク・ハドロン階層構造
B01  ストレンジ・ハドロンクラスターで探る物質の階層構造
B02  エキゾチック核子多体系で紐解く物質の階層構造
C01  極低温原子で紐解く階層横断エキゾチック物性現象
C02  物質の階層変化および状態変化に伴う普遍的物理
D01  第一原理計算から明らかにする階層構造の発現機構

 

 公募研究(平成31年度―令和2年度)のご案内 

 研究の概要と公募研究

クォーク、ハドロン、原子核、原子、分子という微視的物質の世界がなぜ、このような階層構造を形成しているのか、という自然科学の根源的問題に挑むのが本領域研究です。階層間の分野の壁を超えた連携研究を実現し、階層間に現れる多彩な新奇クラスター現象を通して、スケールが何桁も異なる物質層を支配する量子多体系の法則を見出すとともに、お互いの違いとそのために生じる多様性も理解しようとしています。こうして、物質の階層構造の起源に迫る新しい融合分野の創成を目指しています。(より詳しくは本領域についてをご覧ください。)

◎平成31-32年度公募研究は以下のとおりです。

研究代表者名 所属 研究課題 関連する計画研究
加藤悠司 名古屋大学 チャームバリオン内のダイクォーク構造の探求 A02
白鳥昂太郎 大阪大学 オメガバリオン分光実験のための大強度ビーム測定用タイミング検出器の開発 A02
宮林謙吉 奈良女子大学 擬スカラーチャーモニウムへの輻射崩壊による新ハドロンの探索  A02
石川貴嗣 東北大学 光子ビームを使ったηN散乱長の精密測定による核子共鳴N(1535)S11の研究 A02
仲澤和馬 岐阜大学 少数多体ハイパー核大規模解析のためのエマルション全面探査法の高効率・高速化 B01
堂園昌伯 東京大学 対相関が引き起こす原子核の新型巨大共鳴状態の探索 B02
川畑貴裕 大阪大学 ニューラルネットワーク技術を用いたアルファ凝縮相の探索とその物性の解明 B02
小林 淳 北海道大学 高速・高感度なイオン化検出による極低温多原子分子研究 C01
堀内 渉 北海道大学 核物質中の原子核クラスター形成に関する物理的、化学的アプローチ     C02
中務 孝 筑波大学 量子クラスター出現機構と低エネルギー核反応の非経験的記述 D01
大塚孝治 東京大学 動的な殻構造形成とクラスター形成  D01
江尻信司 新潟大学 有限密度格子QCDにおける一次相転移線の終点の数値的研究 D01
兵藤哲雄 首都大学東京 閾値近傍状態で探る物質の階層性の研究 D01
大西 明 京都大学 2粒子運動量相関から探るハドロン間相互作用としきい値近辺の散乱振幅 D01
立川仁典 横浜市立大学 エキゾチック分子系に対する高精度計算のための量子化学的全自由度第一原理手法の構築 D01
鹿野 豊 慶應義塾大学 非平衡結合クラスター法による量子シミュレーション手法の開拓 D01
岡 真 日本原子力研 カラードクラスターが作るハドロン物質の物理 D01
 公募研究のご案内 (H31-32年度募集は締め切られました)

公募研究は、各階層についての実験を主とする計画研究(A01班・A02班:クォーク層・ハドロン層、B01班・B02班:原子核層、C01班・C02班:原子層・分子層)、又は階層をつなぐ理論の計画研究(D01班)と連携し、相補的な役割を果たすことが期待されています。なお、各計画研究の内容については計画研究のページをご覧ください。 また、公募要領・計画調書については、文部科学省の当該ページからご参照下さい。 公募研究のカテゴリー、予算規模、採択予定件数については下記の表を ご覧ください。また、注意点もご留意ください。 

 公募研究の例

公募研究の例について説明します。公募研究は下記のように計画研究と相補的な研究が期待されます。そのほか、本領域の目的に適合するさまざまな研究の応募を歓迎します。ご不明な点がありましたら、メールでご相談下さい。問合わせ先:

計画研究と相補的な研究の例:

  • A01(クォーク階層とハドロン階層を繋ぐ動的機構、代表:志垣賢太): 衝突エネルギー走査によるハドロン形成精査、ベクトル中間子質量変化探索など。 
  • A02(クォーククラスターで読み解くクォークハドロン階層構造、代表:大西宏明): 新形態ハドロンの実験(SuperKEKBなどでの)、ベクトル中間子、擬スカラー中間子と原子核との束縛状態の研究など。
  • B01(ストレンジ・ハドロンクラスターで探る物質の階層構造、代表:田村裕和): Λnn系や少数ΛΛ核等の少数系ハイパー核の研究、ハイペロン・核子間力の研究など。
  • B02(エキゾチック核子多体系で紐解く物質の階層構造、代表:中村隆司): 中性子過剰αクラスター生成、αノックアウト反応、中低エネルギー3核子系散乱、多αクラスター、2核子相関に関する研究など。
  • C01(極低温原子で紐解く階層横断エキゾチック物性現象、代表:高橋義朗): 冷却原子系フェッシュバッハ共鳴、冷却原子分子混合系、非局在原子と局在不純物との相互作用に着目した実験、及び関連する理論。
  • C02(物質の階層変化および状態変化に伴う普遍的物理、代表:堀越宗一): 電子正孔系、イオン系、リュードベルグ原子系、液体ヘリウム系、低温原子分子系、非平衡物理に関連する実験など。
  • D01(第一原理計算から明らかにする階層構造の発現機構、代表:肥山詠美子): クォーク層とハドロン層をつなぐ相転移・相の研究、冷却原子系の普遍性の研究、エフィモフ物理、原子核のα凝縮、核子間相関、3体核力、アブイニシオ計算、原子分子分野における電子間相関の研究など。
  • 注意点:金額(単年度応募上限額)と採択目安件数(下記の表をご参照下さい):実験的研究については、単年度上限400万円(2件)、280万円(6件)、理論的研究は単年度の上限120万円(6件)となっています。実験的研究についてはA01,A02,B01,B02,C01,C02のどれに関連・連携するかを明示して応募してください。理論的研究については、大多数の研究はD01となることを想定していますが、C01、C02に関連する理論的研究についてはC01,C02との連携も可能です。その旨を明示してください。    

研究項目 応募上限額 (単年度あたり) 採択目安件数
A01  クォーク階層とハドロン階層を繋ぐ動的機構 実験的研究:
400万円
280万円
理論的研究:
120万円

2件
6件

6件
A02  クォーククラスターで読み解くクォーク・ハドロン階層構造
B01  ストレンジ・ハドロンクラスターで探る物質の階層構造
B02  エキゾチック核子多体系で紐解く物質の階層構造
C01  極低温原子で紐解く階層横断エキゾチック物性現象
C02  物質の階層変化および状態変化に伴う普遍的物理
D01  第一原理計算から明らかにする階層構造の発現機構